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養子縁組の効果

2015.12.30.18:48

養子縁組をした場合、どのような効果が生じるかについて以下にまとめてみます(ここでは、特別養子ではなく、普通養子についてみることにします)。
1 まず、養子は養親の嫡出子(ちゃくしゅつし。婚姻中に懐胎した子のこと。)の身分を取得するという効果が生じます(民法809条)。
これにより、
① 親 権
養子が未成年のときは養親の親権に服することになります(818条2項)。
これはあくまで未成年者の場合であり、成年者を養子にする場合はそもそも親権という問題は生じません。
② 氏への影響
原則として、養子は養親の氏を称することになります(810条本文)。
ただし、例外として、婚姻によって氏を改めた者は、婚姻の際に定めた氏を称することとなります(810条ただし書き)。
これは、民法第750条の規定を810条の規定に優先させるものであるので、婚姻継続中の効果であり、離婚により復氏する場合は、810条の本文の原則に戻って養親の氏を称することになります。
③ 相続関係
養親子は、互いに相続権を有することになります(887条、889条)。なお、縁組の効果は養子と実親との関係に影響しないので、養子は実親と養親の双方の相続人となります。
④ 扶養義務
養親子は親子関係が生じますから、互いに扶養義務を負うことになります(877条1項)。
2 次に、法定血族関係の発生という効果が生じます。
つまり、養子縁組がなされると、上記のように法定の親子関係が生じるだけでなく,養子と養親の血族との間にも親族関係が生 じることになります(727条)。
[参考文献]
民法(8)親族[第4版増補補訂版]・遠藤浩・川井健・原島重義他編集(有斐閣双書)229頁
家族法[第4版]・二宮周平著(新世社)195頁
養子縁組をする場合は、以上の効果があることを知った上で縁組をするようにしてください。
分からないことや不安に思うことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
橋本行政書士事務所
TEL 059-355-1981
電話・メールでの相談は初回無料です。
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三重県四日市市の特定行政書士・マンション管理士です。遺言・相続、契約、離婚手続などの民事法務と中小企業経営支援、マンション管理組合支援を柱に業務を行っています。
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橋本行政書士事務所所長
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TEL 059-355-1981

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