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著作権検定試験問題

2011.12.21.18:44

著作権検定試験問題の中に面白い問題があったので、紹介します。皆さんもチャレンジしてみてください。

「次のうち、著作権者の許諾なく行うと著作権の侵害となるものの組み合わせはどれか。
1 趣味の会において、参加者から会場代や購入代金を徴収し、共同で市販の音楽CDを購入し、会場でその音楽CDをかけること
2 地域の自主的な子供の親睦会で、大型プロジェクタ装置を用いて、無料でアニメ映画の上映を行うこと
3 演奏家に、中学校で生徒のため無料の演奏会を行ってもらい、帰りに中学校が演奏家に交通費の実費を支払うこと
4 骨董品店が、店で扱う骨董品が紹介された市販の本を、希望する客に無償で貸し出すこと

ア 1と2
イ 2と3
ウ 3と4
エ 1と4」
(平成23年11月20日第23回ビジネス著作権検定上級問題 第38問)

正解 エ
 著作権法(以下、単に「法」という。)第38条第1項は、「公表された著作物は、営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金(いずれの名義をもってするかを問わず、著作物の提供又は提示につき受ける対価をいう。以下この条において同じ。)を受けない場合には、公に上演し、演奏し、上映し、又は口述することができる。ただし、当該上演、演奏、上映又は口述について実演家又は口述を行う者に対し報酬が支払われる場合は、この限りでない。」と規定しています。
1 侵害となる。 第38条は、聴衆又は観衆から徴収する料金については、「いずれの名義をもってするかを問わず、著作物の提供又は提示につき受ける対価をいう」としているので、本肢のように、「参加者から会場代や購入代金を徴収」することは、それが実費分であっても、この「料金」の徴収にあたり、著作権侵害となります。
2 侵害とならない。 非営利かつ無償の場合は、大型プロジェクタ装置を用いた場合でも、第38条第1項により、公に上映することができます。
3 侵害とならない。 本肢で実演家に支払われたのは、「交通費の実費」であり、「報酬」ではないので、著作権侵害となりません。
4 侵害となる。 無償での貸し出しであっても、店舗が複製物を貸与しているので、「営利を目的とせず」とはいえません。
 肢の1、2、3などに類似する行為は、地域や学校の教育文化活動として結構行われているのではないでしょうか。目的がよいから、あるいは一応無償だからといって、著作権法上当然に許されるとは限らないので、注意が必要です。
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theme : 法律
genre : 学問・文化・芸術

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Author:橋本俊雄
ようこそ「行政書士法務相談室」へ!
三重県四日市市の特定行政書士・マンション管理士です。遺言・相続、契約、離婚手続などの民事法務と中小企業経営支援、マンション管理組合支援を柱に業務を行っています。
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どうぞよろしくお願いします。

橋本行政書士事務所所長
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