FC2ブログ

スポンサーサイト

--.--.--.--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

口約束はトラブルの元

2012.02.05.15:53

行政書士としていろいろな相談を受けます。

1 まずは、「内容証明で債権の請求をして欲しい」との相談の場合です。
人にお金を貸すことは法律上は「金銭消費貸借契約」といい、法律的にはもちろん返済を求めることはできます。しかし、実際は、いつ貸したのか、返済期限はいつなのか、利息を定めたのかなどが口約束で行われ、金銭消費貸借契約書はおろか念書などの書面も全く作られていない場合があります。さらに貸した相手方に会社が関わっている場合に、会社に貸したのか、個人に貸したのかさえも曖昧な例もありました。
このような場合は、回収はかなり困難となります。人にお金を貸すような場合は、必ず書面を作成しておきましょう。金銭消費貸借契約書が望ましいのは確かですが、そうでない場合は少なくとも以下の項目の書面を残しましょう。
①誰が(貸主名)
②誰に(借主名)
③いつ(貸付年月日)
④いくら(貸付金額)
⑤いつまで(返済期限)
⑥相手方の署名と押印

2 次に、「お金を借りたが、相当期間を経過したので時効の主張をしたい」との相談についてです。
たとえば、消費者金融からお金を借りたが時効消滅を主張したいなどの場合です。
債権は、一定期間請求などの権利行使をしないでおくと、権利が消滅してしまいます。これを「時効消滅」といいます。つまり、お金を借りた債務者であっても、時効期間の経過によって義務を免れるということです。ただし、時効の利益を受けるためには、「時効の援用」という主張をしなければいけません。
民法上の一般債権の時効期間は、原則として10年です(ただし、1~3年の短期の時効期間もあるので注意)。これに対し、商法上の債権は、原則として5年の時効期間となっています。消費者金融との金銭消費貸借の場合は、貸主が会社などの法人である場合は商事債権として時効期間は5年となるのが原則です(貸主が個人の場合などは10年が原則)。
確かに、債権には時効期間があり、借主が時効の援用をすると債務を免れることができます。ところが、実際には、債務を証明する資料を紛失あるいは廃棄してしまい、いつ借りたのか、いつまで返済していたのかが証明できないという相談もあります。このような場合、「時効の援用」として内容証明により時効主張をすることが難しくなる場合があります。
人からお金を借りた、特に消費者金融からの借り入れなどをした場合は、契約書、領収書など証拠となる資料は廃棄せず、整理保管しておいてください。

以上はほんの一例です。これらの場合に、もし契約書や書面などの証拠資料があれば、解決は早いのですが、証拠資料がないと困難となります。行政書士は書面作成を業務としているので、いつも書面(証拠資料)を残すことを意識していますが、一般の方にとってもトラブル防止のために書面に残すことをお勧めします。
スポンサーサイト

theme : 生活・暮らしに役立つ情報
genre : ライフ

comment

Secret

プロフィール

橋本俊雄

Author:橋本俊雄
ようこそ「行政書士法務相談室」へ!
三重県四日市市の特定行政書士・マンション管理士です。遺言・相続、契約、離婚手続などの民事法務と中小企業経営支援、マンション管理組合支援を柱に業務を行っています。
法律関係の話題と日々の思いを綴ってゆきます。
どうぞよろしくお願いします。

橋本行政書士事務所所長
特定行政書士、マンション管理士
TEL 059-355-1981

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。